シニアの暮らし

暮らし

シニアの生活・暮らしは、健康状態や経済状況、価値観、ライフスタイルによってさまざまな選択肢があり、個々に最適な暮らし方を見つけることが大切です。ここでは、シニアの生活スタイルをいくつか紹介します。

シニアの暮らし:住居編

自宅での生活

一人暮らし・夫婦二人暮らし: 自宅で自分らしい生活を送ることが最も一般的な選択肢です。健康状態や家庭の事情に応じて、日常生活を自分で管理しながら生活を楽しむことができます。
2世帯・3世帯暮らし:自宅で家族と生活を送る暮らし方です。息子・娘夫婦や、孫たちと、毎日コミュニケーションを取りながら生活を楽しむことができます。また、ご両親がご健在の場合、ご両親の介護、看護なども看ながらの生活になることもあります。
ホームヘルパーや訪問介護: 高齢になってくると、家事や身の回りのことをサポートしてくれる、訪問介護や訪問看護、ヘルパーを依頼する人が増えています。その一つとして、家事代行や料理サポートを依頼する人も増えています。
一人暮らしになって外部とのコミュニティが疎遠になると、認知能力が低下したり、体調急変に気づいてくれる人がいなくなったりすることもあるので、行政の行う訪問介護サービスなどを活用するのも良いでしょう。
リフォーム・バリアフリー化: 自宅での生活が安全で快適であるために、バリアフリーのリフォームを行うこともあります。段差をなくしたり、手すりをつけたりすることで、より自立した生活を維持することができます。
要介護者の認定などがあると、バリアフリー工事の費用の一部を補助金で賄うことも可能です。
移住:高齢になると、身体機能の低下により、遠方への買い出しが不便になったり、戸建て住宅の維持管理や、地域によっては雪かきなどの日常作業が負担になってくる場合があります。
特に、親族が近隣に住んでいない場合や、運転免許の返納を検討するようになると、とても大きな問題となってきます。
慣れ親しんだ住居を手放すのも名残り惜しいですが、生活の利便性や、安全・安心を求め、市街地に移り住んだり、一戸建てからマンションに移り住む方も増えています。

 

医療・介護施設での生活

介護老人保健施設: 介護が必要な場合、介護付き保険施設に住む選択肢もあります。
要介護者であって、主としてその心身の機能の維持回復を図り、居宅における生活を営むことができるようにするための支援が必要な人に対して、看護、医学的管理の下、介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話が行われる施設です。
特別養護老人ホームと違って、自宅での生活ができるように訓練、リハビリテーションを行うことが目的の施設です。

デイサービス: 日中だけ通う施設で、リハビリや介護サービスを受けながら、他のシニアと交流することができます。自宅への送迎サービスがある場合があり、家に一人でいることが不安な方や、日常的なケアが必要な方に適しています。

 

シニア向け住宅での生活

サービス付き高齢者向け住宅: 高齢者向けの住宅で、必要に応じた介護サービスを受けながら、一定の自由を持って生活することができます。
食事の提供、介護サービス、生活支援などのサポートがあり、同じ住宅内で生活する方々とのコミュニティも生まれます。
グループホーム: 認知症の高齢者向けに、少人数で共同生活をする施設です。
スタッフが常駐し、生活全般のサポートを受けられるため、認知症が進行しても安心して生活できます。
特別養護老人ホーム(特養): 介護が必要な高齢者向けの施設で、常に介護が必要な場合に入居する場所です。運営は地方公共団体や社会福祉法人が行っており、比較的安価に利用できる場合もあり、長期的な介護が必要な場合に適しています。特別養護老人ホームは入居期間が定められていないため、最期まで生活を送る人も多い施設です。


実際に自らが認知症などになった場合、自分自身では各種施設への入居の意思決定をできなくなることもあります。もし自分が認知症などになった場合、自分自身がどのようにしたいか、パートナーや家族に自分の意向を伝えたり、家族の負担や役割などどのようにしていくか意見交換しておくことがよいでしょう。

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