定年退職後の仕事にはさまざまな選択肢があります。年齢を重ねてからのキャリア形成は、個人のライフスタイルや希望によって大きく異なりますが、退職後も働き続けることには多くのメリットがあります。
YESシニアでは、定年退職後の仕事の種類やその利点について紹介します。
定年退職後に仕事をするメリット
定年退職後の働き方
1. 再就職(フルタイム・パートタイム)
- 再就職: 定年後に新しい職場にフルタイムで再就職するという選択肢です。これまでの経験、知見やスキルを活かすことができる仕事が多いです。定年後とはいえ、専門性が高いほど、良い条件での再就職も可能です。
- パートタイムの仕事: パートタイム勤務も多くの退職後の方に人気です。特に、家庭と仕事のバランスを取りたい場合や、体力的にフルタイムはきついという方には適しています。
接客業、販売員や事務仕事、軽作業など、比較的柔軟な勤務時間を提供する職場もあります。
2. フリーランス・個人事業主
- ライター・編集者: 定年後の時間を活用して、ライティングや編集の仕事を行うこともできます。専門知識や過去の経験を生かし、記事や書籍、ウェブコンテンツなどを執筆することができます。
- コンサルタント: 自分の専門分野や業界の経験を活かし、コンサルタントとして独立する人も多いです。特に、長年のキャリアで培ったスキルや知識を企業や若手社員に提供する役割が求められます。
- デザイン・プログラミング: グラフィックデザインやWeb制作、プログラミングのスキルがあれば、フリーランスとして独立することができます。リモートワークが可能で、比較的自由な時間に働けるメリットもあります。
3. 起業
- シニア起業: 定年後に自分のビジネスを立ち上げる人もいます。これまでの経験を活かしたビジネスや趣味を事業化するケースがあります。飲食店や小売業、オンラインショップ、教室(語学、音楽、アートなど)などがあります。趣味を仕事にすることができ、ライフスタイルに合わせた働き方ができます。
定年退職後の職種
ここでは、定年退職後の方を対象とした求人募集の多い職種を紹介します。
飲食店
飲食店の仕事は、未経験OKの求人も多く、業種・業態・会社によってはシニア層を積極的に採用するお店もあります。
比較的客単価の高い高級店では、これまで培った人生経験でこそ可能な臨機応変な対応や接客姿勢、ホスピタリティが求められます。
和食店・定食店などでは、シニア世代ならではの接客の温かみが、お客様に受け入れられることでしょう。
ランチタイムや、ディナーのピーク時間だけの短時間勤務での募集などもあり、ワークライフバランスに無理なく働くこともできます。
販売員
お客様の対応をする接客販売員、レジ打ち、品出しなどの業務があります。
小売り業では、スーパーマーケット、アパレル、日用雑貨、家電販売など、様々な業種・業態があります。これまでの仕事の専門性を活かしたり、自分の趣味と関連する業界を選ぶことで、モチベーションも高く、楽しんで仕事に臨むこともできるでしょう。
家事代行
30代、40代の家庭では共働きが広がっており、家事代行や次に紹介する保育のお仕事の募集も増加傾向です。家事・掃除・育児等、仕事としてではなく、日常生活、家庭の中で培ってきた経験を活かせるため、シニア層にも人気のあるお仕事です。
保育・ベビーシッター
家事代行と同様、子育て世代の共働きにより、需要が高くなってきたお仕事です。無資格でも可能な保育スタッフや学童のアルバイトや、ドゥーラという資格を取得して妊娠中・産後の支援を行うようなお仕事もあります。
事務職
パソコン作業ができる方なら、安定して働きやすい職種です。専門性があったり、パソコンスキルが高いほど企業側の需要もあります。
専門性がなくても、コールセンターのオペレーター業務など、シニアの方にも適した事務職もあります。
工場作業員
主に工場でのライン作業を行う工場作業員。製造ラインと検査ラインに分かれますが、単純作業でマニュアル化された仕事が多いです。
工場の稼働時間により、定時のパートタイム勤務や、夜勤や早朝勤務などもあり、自分に合った勤務体系をとれるとより働きやすくなります。
警備員
道路工事や建物工事、イベント会場、スポーツ競技、公共施設・企業等、さまざまな場面で見かけることの多い警備員。警備員になるには研修制度があるので、未経験者の募集も幅広く行われており、シニア層でも採用されやすい職種です。最近では、女性の警備員も多く見られるようになしました。
仕事探し
仕事を探すには様々な媒体があります。様々な仕事探しをすることで、今まで知らなかった職種・会社との巡り合うことができ、多くの求人情報から、自分に合った、働き方、待遇、職場環境を探すことができます。
ハローワーク
厚生労働省が管理し、職業紹介や広く行われる公共職業安定所(通称:「職安」「ハローワーク」)です。各自治体ごとに、所定の職安があり、求人企業は所定の職安に求人情報を提出し、応募者は最寄りの職安で就職支援を受けながら、全国の求人情報から自分に合ったお仕事を探すことができます。
シニア向けに、生涯現役支援窓口も設置されています。
シルバー人材センター
シルバー人材センターは、都道府県知事の認定を受けた公益社団法人が運営する施設です。
お仕事をするには、各地域のシルバー人材センターに会員登録が必要です。
会員になるには60歳以上で、健康で働く意欲のある方で、どなたでも会員になることができるとされています。特別な経験や資格はありません。
入会までの流れで、説明会への参加、申し込み後理事会での承認、会費(年1000円)の手続きを経て入会完了となります。
無料求人誌
駅、街ナカ、コンビニエンスストアや、スーパーマーケット等で無料配布されている、求人誌です。
2週間~1か月ごとに内容が更新され、地域ごとや職種ごとの特集記事が組まれたり、未経験・シニア向けの特集が組まれることもあります。
飲食店、警備員、ビル管理・清掃、事務作業など、多くの求人情報が掲載されています。
求人サイト
総合求人サイトでは、正社員、アルバイト、派遣社員など、様々な働き方と、様々な業種・業態から、自分に合ったお仕事を探すことができます。スマートフォンや、パソコンから、いつでも最新の求人情報を見つけることができ、”シニア歓迎””シニア応援”の検索条件で探せるのは、安心して仕事を探せる機能です。
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